村上 宗隆(むらかみ むねたか 2000年2月2日生まれ 熊本県熊本市出身)
九州学院高校~東京ヤクルト(2017年ドラフト1位・2018年~)
【タイトル・記録・表彰】
最高出塁率 1回(2020年) 新人王(2019年) 月間MVP 1回(2020年6・7月) オールスター出場 1回(2019年)
『ミレニアム・レジェンド』
2017年のドラフト会議で、1巡目指名で東京ヤクルトスワローズから指名を受け入団した、既にプロ野球記録を更新し続ける長距離砲。ヤクルト以外には巨人と楽天も指名し、いずれも同学年の清宮幸太郎(現日本ハム)を抽選を外した3球団が村上を指名し、3球団による抽選の結果ヤクルトが交渉権を獲得した。高校時代、桁外れの長打力から『肥後のベーブ・ルース』と呼ばれていた。
入団後最初は2軍で経験を積む方針であったが、2018年9月16日に1軍初昇格しプロ初打席初本塁打を記録。2軍では17本塁打、16盗塁と長打だけでなく走力もあるところもアピールした。
2019年、高卒2年目ながら1軍のレギュラーに定着。オールスターにもファン投票で出場。シーズンでは、8月12日の横浜戦で逆転サヨナラ本塁打を放ち、19歳6か月でのサヨナラ本塁打はNPB史上最年少記録、セ・リーグ史上初の高卒2年目以内30本塁打到達、高卒2年目以内の最多本塁打(36本)、高卒2年目以内打点記録更新(96打点)は、チーム唯一の143試合出場など、数多の高卒記録を塗り替える驚愕のシーズンとなり、セ・リーグ新人王を獲得した。一方、シーズン184三振は日本人最多記録、2019年セ・リーグ規定打席到達選手では最低打率(.231)、サードの守備難により途中でファースト転向となるなど、粗さも目立った。
2020年は開幕から打撃好調を維持。シーズン終了まで4番を務め、首位打者タイトル争いに常に名前が載り、また11月5日の阪神戦では1イニング3盗塁を成功させた(1979年に島田誠が成功して以来41年ぶり)。最終的には打率も3割を超えてシーズン終了。最高出塁率のタイトルを20歳にして獲得し、これはイチローの21歳(1994年)での獲得を上回る最年少記録である。期待の大砲からプロ野球を代表する打者の一人となった。
【画像データ】
【査定について】
ミートC66→今年は自身初の3割。
チャンスB→得点圏打率.352
逆境○→ビハインド時本塁打数13本。
積極盗塁→1イニング3盗塁。