パワプロ・プロリーグ元代表選手のゲームブログ

パワプロ・プロリーグ代表経験者のtellによるブログ

パワプロ対人戦初心者、ebaseball観戦派の為の選手起用・野手編

こんにちは。今回は再現ではなくパワプロの対人戦でのお話です。

 

僕は2017年からパワプロのオンライン対戦を始め、今プロリーグの代表になっている方も多くが参戦したパワプロチャンピオンシップ2017という大会にもヤクルト代表決定戦に出場し、2018年から始まったプロリーグに有難いことに初年度にはソフトバンクで、2年目には横浜DeNAで参加させていただき、2年間プレーする機会を頂きました。

そして今作のパワプロ2020から『実況パワフルプロ野球』ではなく『ebaseballパワフルプロ野球』と名称を変え、ここで初めてプロリーグの存在を知った方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

そしてある程度リーグの存在の認知が高まってきたなと感じる中で、まだなかなか浸透しないのが、『打線の組み方』です。これに関してはブログでも動画でも、ネットのどこ探しても無いんですよね。

でもこれさえ分かれば対人戦初心者でもある程度通用する考え方で、対人戦はやらなくてもプロリーグ観戦専門の方でも考え方さえ分かれば見方に幅が出来てより楽しくなると思います。

 

と言うわけで、今回は超スタンダードな打線の組み方を伝授します。特殊能力の話も出ますが、可能な限り簡単に、難しい考え方は一切無しで記述します。

あと本塁打を打てるから』という表現が結構出ますが、そんな簡単に打てたら苦労はしないよと言う方もいると思いますが、打撃講座の動画がyoutubeに上がってたりしますので、そういった動画を見て参考にして頂けると幸いです。

 

パワプロの対人戦の試合ルール

まず打線を見る前に、パワプロの対人戦のルールを見ていきましょう。画像はパワプロの対人戦のルールを再現した試合設定です。

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オンライン対戦(パワプロ杯)ではこれにコールドがあったりしますが、オンライン対戦でもプロリーグでも基本はこのルールです。特に5イニング制と言うところを念頭に置いていただきたいです。

 

さて、ここからが本題です。

1番併殺回避打線

パワプロの対人戦においてほぼ最もと言っていい程のスタンダードな考え方です。

ここではロッテを例に見ていきましょう。まず、打線を組む前のロッテのデフォルトのオーダーです。

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続いて、僕が少しいじったオーダー

f:id:tell_7171:20201003120816j:plainまず見てほしいのは1番にレアード選手がいる所です。『1番にレアード???』と思う方が多いと思いますが、レアード選手は『併殺』という特殊能力を持っています。

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まず、併殺というのは特殊能力ですがどういった能力かといいますと、『ノーアウトもしくは1アウトで併殺機会(1塁、1塁2塁、1塁3塁、満塁)で打席に立つとミートカーソルが下に伸びてゴロを打ちやすくなる』という能力です。

こちらが併殺が発動していないときの打席のレアード(ランナー無し)

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併殺が発動してる時のレアード

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画像を見比べてみて頂けると分かりやすいと思います。この能力は1番に置くと少なくとも1回は併殺を発動させずに打席に立たせることができるという考え方です。

更に、レアード選手はパワーがあるので先頭打者本塁打を狙うことができるという考え方です。他には楽天の浅村栄斗選手、ソフトバンク松田宣浩選手、横浜のロペス選手、中日のビシエド選手などを1番に置くのはパワプロではスタンダードです。

打撃能力が高い人をなるべく上位打順に置く

現実のシーズンで主に下位打順のオーダーながら25本ほど放った選手は、パワプロの対人戦ではどこに置くべきかと聞かれたら、それはもちろん上位打順です。

もう一度ロッテのデフォルトのオーダーを見てみましょう。

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7番の所を見てほしいのですが、 井上選手がいますね。井上選手の能力を見て見ましょう。

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弾道4パワーBに広角打法、他の打撃能力も申し分なく、どの球場でも本塁打を打てる能力です。現実では選手それぞれのタイプがあるので7番で良いのですが、ルールを思い出して欲しいのですが、パワプロの対人戦は5イニング制です。

ここまで能力高い選手を下位打順に置いてしまうと、1打席しか立たない可能性があります。そうなると、本塁打にしろヒットにしろ、攻撃機会を失う可能性があります。

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こうして3番に置いて2打席立てるのは大きな違いです。こういった強打者の選手はなるべく上位打順に置いていきたいですし、相手からし本塁打を打たれる危険性がある選手と2回対戦するのはプレッシャーを感じると思います。

強打者の上位打順を推奨してるけど、走力や安打は?

レアード選手にしろ井上選手にしろ、はっきり言ってしまえば1番に置くには走力は遅いですし、本塁打が打てるかどうかを軸に話を進めてますが、では何故そっちの方が良いのでしょうか。

簡単に言うと、パワプロの対人戦では『一発攻勢の方が強い』からです。実際ではある程度ヒットなり四球なりで繋いでいくということが大事ですが、パワプロの対人戦では四球はそんなに無いですし、連打も難しいです。もっと言うと本塁打打たれることが一番ダメージがあるからです。走力もあるに越したことはないですが、プレッシャーと言う点では打撃力の圧と比べると低めです。

 2軍登録の選手も使用可能

オンライン対戦の初心者の方で意外と知られていないのが、2軍登録の選手も使用可能ということろです。

ここではソフトバンクの選手を例に見ていきましょう。特に見てほしい選手には赤丸を付けています。(オーダー等は一切弄っていません)

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デスパイネ選手とグラシアル選手に赤丸を付けています。この二人はキューバ出身の選手ですが、今年はコロナウイルスの世界的蔓延による影響で来日が遅れたため、6月に開幕したプロ野球ですが1か月半ほど遅れてチームに合流しました。そのため2軍登録になっています。二人の能力を見てみましょう。

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能力を見て分かる通り、この選手たちを使わない手は無いです。是非使っていきましょう。

また画像には映っていないですが、例えば他には佐藤直樹選手という選手も2軍にいます。

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スタメンじゃなくても、ベンチに入れておくことで代走・守備固めで多くの起用機会がある選手です。こういった選手を手数の一つに入れておくと、選手の幅が広がります。他にもこういった選手は12球団でも沢山いますので、是非起用していきたいです。

まとめ

  • 上位打順にはなるべく強打者たちを並べていきたい。
  • 対人戦では一発攻勢が強い
  • 2軍登録の選手も使用可能
  • 2軍登録でも代打、代走、守備固めなどで起用できる能力の選手は12球団にいるから起用していきたい

 

以上です。他にももっと細かい考え方はありますが、まずは基本的な事を説明しました。これを参考に、少しでもプロリーグの見方だったり、対人戦を始めた方の自分なりのベストオーダーを組んだりして頂けると幸いです。

 

ほな、また…。

再現チーム・読売ジャイアンツ(2004年)

史上最強打線を擁し、プロ野球シーズン新記録のチーム259本の本塁打を放った、2004年の巨人の再現チームです。

【2020年12月28日・追記】

一部選手の能力を変更し、再アップロードしました。

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パワナンバー

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【2004年巨人をプレイバック】

『球史に残る最強打線の理想と現実』

2003年、阪神の快進撃を前に3位に終わった巨人。V奪回に向け、オフに大きく動いた。監督を原辰徳から堀内恒夫に変更し、パ・リーグ近鉄の強力打線の中核を担っていたローズ、大怪我によりシーズンを棒に振り復活を懸けた小久保の両選手の獲得に成功。

スタメンほぼ全員が他球団なら4番ないしクリーンナップを任せられる選手、任されていた選手で形成された打線は史上最強打線と名付けられた打線は子供ながらにして夢を見た。

そして通りシーズンで打線は猛威を振るい、チームでシーズン259本の本塁打を放ち、日本記録を更新し、スタメン野手はほとんどが2ケタ本塁打、得点、長打率出塁率も1位を記録した。

 

しかし、現実は違った。点こそ入る強力打線だったが、得点パターンはほぼ一発攻勢で100打点はおらず、更に守備・走塁を大きく犠牲にした野手陣はチーム盗塁数がわずか25個に留まった(この年の盗塁王阪神の赤星で64個なので、個人の半分以下にあたる)ほか、守備面でもセンターにアメリカにいた若い頃にやったきりのローズを置かざるを得なくなり、そのあおりを受けて前年から課題だった投手陣は更に崩壊し、チーム防御率は4.50だった。

結果的にシーズンは1位はおろか1位から8.5ゲーム差を離され3位と前年と変わらずだった。この年セ・リーグを優勝したのは中日だが、本塁打数はリーグ最少の111本で、巨人の半分以下だった。しかし、中日のチーム防御率はリーグ唯一の3点台で、巨人とは全くの正反対というチームだった。

いかに、守備走塁が大事かを世に知らしめたシーズンであった。

【更新履歴】

2020年9月21日 チームアップロード

2020年11月29日 一部選手データ更新

2020年12月28日 一部選手データ更新

 

再現チーム・千葉ロッテマリーンズ(2005年)

交流戦初代王者、ファーム日本一、31年ぶりのパ・リーグ制覇、日本一、初代アジアチャンピオンと、幾多の金字塔を打ち立てた、2005年のロッテの再現チームです。

【追記】2021年度データに再うpするに伴って、何名かの選手を作り直しました。

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パワナンバー・2021再うp版】

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↓登録選手紹介(詰め合わせ)はこちら↓

tell7171-pawa.hatenadiary.com

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【2005年のロッテをプレイバック】

I BELIEVE

前年度、プロ野球の合併問題によるストライキにより、試合数が減少し、その煽りを受けて僅か0.5ゲーム差及ばず4位となったロッテ。

悔しさを胸に、10年ぶりのAクラスを懸けて臨んだ2005年シーズンだったが、開幕戦で新設球団・楽天に歴史的敗戦を喫してしまう。しかし、次の試合で26-0という完封試合では史上最大点差の歴史的大勝を挙げ、ここから一気にチームは加速。この年から始まったセ・パ交流戦では初代王者となった。

投手陣は先発では清水、渡辺俊介小林宏之らの3本柱に加え、小野晋吾の復活、先発完全転向のセラフィニ、即戦力ルーキーの久保が活躍し、全員10勝投手になる安定ぶり、中継ぎに目を向けても薮田、藤田、小林雅英ら勝利の方程式が活躍。

野手陣に目を向けても、相手先発投手や選手の状態を見てスタメンを適宜変えていく日替わりオーダーだったが、これが大きく機能し、2ケタ得点の回数は28試合を数え、実に5試合に1試合が二桁得点になる計算で、2001年の近鉄いてまえ打線、2003年のダイエーダイハード打線、2004年の巨人の史上最強打線の球史に残る打線を上回る回数となり、マリンガン打線と言われる強力な選手層は、オールスターでも10人が選出された。

 

シーズンを勝ち抜いたロッテはプレーオフに進出し、1stステージでは西武と対戦。松坂、西口の2本柱を撃破。ファイナルステージではソフトバンクに2連勝し、3戦目も最終回まで4-0と優勝目前まで漕ぎ着けた。しかし小林雅英の大炎上により延長戦で敗戦しよもやの足踏み、4戦目も敗戦し後が無くなった。

終戦、先制される苦しい展開だったが徐々にソフトバンク先発の杉内を攻めたて、中継ぎ勝負になったが、このシーズン限りで引退を表明していた初芝の奇跡としか言いようがない内野安打をきっかけに、里崎が逆転タイムリーを放ち、最終回、レフトスタンド一角のファンがかげていたI BELIEVEを胸に、最終回を守りきり、31年ぶりのリーグ優勝を達成した。

 

最後の戦いの舞台、日本シリーズでは阪神と対戦。ここでは類を見ないほど猛威を振るい、史上初の3試合連続二桁得点、日本シリーズ史上唯一の一度もリードされずに4連勝の完全ストレートで日本一となった。

 

突出した成績を収めた選手はいなかったが、全員が一定水準の成績を収め、とにかく選手層が厚く、高い傑出度で日本球界を席巻したシーズンとなった。